肌というものは
肌というものは、表皮の下に真皮があり、その下に皮下組織があるというかたちで形成されています。
皮下組織は、肌の一番内側に存在し、自分の手でケアすることが不可能な場所なのです。
この部分は、皮下脂肪があって、体温のコントロールを行い、体をガードする働きがあります。
真皮は肌の中でも表皮と皮下組織に挟まれた部分ですが、厚さが2ミリから3ミリあり、表皮よりだいぶ厚みを持っています。
ここは、肌の潤いに関係している箇所で、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの成分がたくさん詰まっています。
表皮はというと、肌を作り上げている三層の中で最も上部にあり、一番手入れがしやすい場所と言えます。
表皮細胞を作り出すだけではなく、メラニンを生み出すことや、アレルゲンの侵入を防ぐことなどといった役割があります。
これは、厚さが0.3ミリ程度と非常に薄く、真皮の厚さと比べると10分の1です。
表皮細胞の新陳代謝が行われると層が何重にもなり、その最も表面に角質が存在します。
肌を守ることや、ごみなどが混入するのを阻止する働きをし、肌の健康という面では必要な層なのです。
そして、角質が肌の調子を伝えてくれることも少なくなく、肌が潤っていて調子が良い時は、角質も荒れたりせず良い状態でしょう。
角質層は、細胞間脂質と天然保湿成分で形成されていて、肌の水分を保持して乾燥肌にならないようにし、肌が潤うようにします。
けれど、多くの紫外線を浴びる生活をしていたり、加齢による成分の減少が起こり、肌トラブルや肌の劣化を招きます。
加えて、必要以上に洗顔を繰り返すことも肌にとって負担となるのでやめるようにしましょう。
肌に負担をかけないようにしながらケアを心がけたり普段の生活を見直すことで、角質は良い状態に保たれ、肌から潤いを逃がさないようにすることが可能となります。